 "スフィアー、 桜へ鋭い末脚!" 
2003年3月15日、中山10Rは 桜花賞トライアル・アネモネステークス(OP)。曇り、良馬場、芝1600mに16頭が出走した。 1番人気は、(16)タイムウィルテル(吉田豊騎手・秋山厩舎)。前走セントポーリア賞(500万下)で迫り来る後続を競り落とし優勝。2歳時からその素質は一線級と目されてきただけに、ここでの1番人気は納得か。2番人気は、(7)オルターネイティヴ(柴田善騎手・清水厩舎)は、これが新馬戦2着−1着と勝ち上がってきた3戦目。逃げて圧勝の新馬戦からの2番人気。しかし、逃げ馬をここまで人気を背負わせて良いものか……。3番人気がバトルエンプレス(武豊騎手・領家厩舎)。同じくデビュー2走目となる前走で先行して優勝。ただし、これもほとんどが逃げている状態。4番人気がトーセンサニー(田中勝騎手・栗田厩舎)。しかしトーセンサニーはダートで勝ち上がり、芝での実績が、届かずのもの。そして……
5番人気に推されたスフィアー。前走は味のある快勝だっただけに人気があっても良さそうだが、このあたりの人気でした。やはりダート戦で勝ち上がったのが大きなマイナス材料かも知れない。しかし、皆忘れているかも知れない。昨年のオークス馬スマイルトゥモローの父は? そう、スフィアーと同じホワイトマズルだ。母父はサンデーサイレンス。非常に興味深い血統なのだ。さぁ、スタートが近づいてきました。もちろん鞍上は、前走に引き続いて二本柳壮騎手。
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性年 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 馬体重 | | 1 | 1 | タイキチャペル | 牝3 | 54 | 武幸四郎 | 藤沢則雄 | 394 | -2 | | 2 | ローレルアイ | 牝3 | 54 | 的場文男 | 南田美知 | 462 | 4 | | 2 | 3 | コックニー | 牝3 | 54 | 後藤浩輝 | 上原博之 | 428 | -4 | | 4 | トリアノン | 牝3 | 54 | 小野次郎 | 高松邦男 | 438 | -4 | | 3 | 5 | メイショウオッチモ | 牝3 | 54 | 安田康彦 | 小島太 | 446 | 10 | | 6 | ショウナンマツリ | 牝3 | 54 | 張田京 | 上原博之 | 440 | 2 | | 4 | 7 | オルターネイティヴ | 牝3 | 54 | 柴田善臣 | 清水利章 | 482 | -4 | | 8 | センターアンジェロ | 牝3 | 54 | 蛯名正義 | 伊藤雄二 | 432 | -6 | | 5 | 9 | アレグレッツァ | 牝3 | 54 | 高山太郎 | 佐藤全弘 | 472 | 24 | | 10 | リネンスティンガ | 牝3 | 54 | 木幡初広 | 佐藤征助 | 406 | 2 | | 6 | 11 | トーセンサニー | 牝3 | 54 | 田中勝春 | 栗田博憲 | 434 | 2 | | 12 | ヤマニンスフィアー | 牝3 | 54 | 二本柳壮 | 鈴木康弘 | 446 | -6 | | 7 | 13 | マイネヴィアーレ | 牝3 | 54 | 北村宏司 | 柴田光陽 | 460 | 2 | | 14 | バトルエンプレス | 牝3 | 54 | 武豊 | 領家政蔵 | 434 | 6 | | 8 | 15 | ヒシフェアレディ | 牝3 | 54 | 江田照男 | 小林常泰 | 478 | -2 | | 16 | タイムウィルテル | 牝3 | 54 | 吉田豊 | 秋山雅一 | 442 | -2 |
揃ったスタートで、ポンと(5)メイショウオッチモ(安田泰騎手)が先頭へ。続いてウチから(1)タイキチャペル(武幸騎手)、(4)トリアノン(小野騎手)、(7)オルターネイティヴが1馬身差で追走する先頭集団。2馬身切れて、(11)トーセンサニー、続いてウチから(2)ローレルアイ(的場文騎手)、(8)センターアンジェロ(蛯名騎手)、(15)ヒシフェアレディ(江田照騎手)、1馬身後方(3)コックニー(後藤騎手)、外に人気の(16)タイムウィルテルが徐々に進出。さらに1馬身後方に(10)リネンスティンガ(木幡騎手)が続いて中盤を形成している。
スフィアーは出遅れ気味の(9)アレグレッツァ(高山騎手)と似た形ながら、最後方からのスタートを切るも、スムースに進出し、中盤から4−5馬身切れた後方集団の先頭を行く。(6)ショウナンマツリ(張田騎手)、(14)バトルエンプレス、外に(13)マイネヴィアーレ(北村騎手)、最後方に(9)アレグレッツァという展開で残り800mを通過。
徐々にスピードをあげていくレースは、長い縦長の展開になった。残り600mでタイムウィルテルその他の有力馬が加速していくなか、スフィアーもここで二本柳騎手の腕が動き始めます。
第4コーナーで外外を回されたスフィアーは、直線の入り口で後方3−4番手。二本柳騎手のアクションに応えて伸びるスフィアー。
残り200mでタイキチャペルが先頭に出るも、ここでセンターアンジェロが先頭集団をいい脚で抜け出したところ、外からスフィアーが交わす。残り25m付近で2番手を粘るタイキチャペルを軽々と交わし、センターアンジェロまで1馬身ちょっとのところまで迫りながら2着入線。見事に桜花賞への優先出走権を手にしました。
勝ったセンターアンジェロも優等生的な競馬だったが、2戦目で見せたスフィアーの末脚は、初戦の先行抜け出しと共に今後の可能性を期待させる勝ち方でした。着順は以下の通り。
| 着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性年 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順 | 上り | 人気 | 単オッズ | | 1 | 4 | 8 | センターアンジェロ | 牝3 | 54 | 蛯名正義 | 1.34.6 | | 7-7-8 | 35.6 | 7 | 16.4 | | 2 | 6 | 12 | |
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