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第24回 中山牝馬ステークス(G3)

Last Update / 2008.11.18

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第24回 中山牝馬ステークス(G3)

シュクル2年ぶりの優勝!
ヤマニンアラバスタ(江田照)
ヤマニンシュクル(四位)


©2006,Naoya

展望 出走馬 枠順 レース結果 スクラップ記事

ヤマニン倶楽部的展望

GI馬シュクルとGIII 2勝馬アラバスタ。再びこの僚友がレースで相見えることとなった。世界的な牝系から誕生し、父はアイドルホース・トウカイテイオーの仔シュクルは、阪神JFでGIを制覇し世代を代表する牝馬となった。対するアラバスタは、錦岡牧場の育んできた牝系から生まれたまさにザ・努力娘。クラシックでは苦しい戦いを強いられた。
ふと気付くと、両馬の立場は微妙に変化していく。シュクルは秋華賞で2着するも、長期の放牧へ。復帰初戦のエリザベス女王杯(GI)では4着するも、なかなか結果が伴わない。思えばGIタイトルから勝ち星もなく、復活が待たれる身の上だ。アラバスタはクラシックロードを消化不良で過ごすと、その後も低迷。しかし、昨年の夏でリズムを掴むとG3を2連勝。一躍表舞台へ駆け上がった。しかし、エリザベス女王杯でシュクルの好走と比較される敗退。また、ターコイズSでも不可解なレースで休養へ。今回、僚友同士立場をいれ替え、シュクルはレースを使い、アラバスタは休養明けの一戦となる。

目指す頂きはたったひとつ。ふたたび同じ目標へ向かう2頭に、以前のような格差は感じられない。それぞれに自信をもって挑むレースだ。さぁ、ふたたびともに走ろう!

(2006.3.9. by なおや)

 

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出走確定馬

 出走馬確定は、 3月 9日です。

11R 中山牝馬ステークス (GIII)
サラ系4歳以上(国際)牝[指定]
4歳以上オープン
16頭
1800m 芝・右  ハンデ 発走 15:35
  アンブロワーズ4 53.0 小野次郎
  ウイングレット5 56.0 田中勝春
 (父)(市)カネトシディザイア7 53.0 木幡初広
 (父)(市)コスモマーベラス4 53.0 柴田善臣
  スターリーヘヴン6 54.0 大西直宏
  チアフルスマイル6 54.0 藤田伸二
  ディアデラノビア4 55.0 岩田康誠
  プリンセスグレース4 51.0 北村宏司
  マイネソーサリス5 54.0 佐藤哲三
 (父)ミヤビキララ4 50.0 郷原洋司
 (父)メイショウオスカル5 56.0 後藤浩輝
 (父)メジロトンキニーズ4 52.0 吉田豊
  ヤマニンアラバスタ5 56.0 江田照男
 (父)ヤマニンシュクル5 56.0 四位洋文
  ライラプス4 54.0 M.デムーロ
  レクレドール5 55.0 蛯名正義

 

 

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枠順発表

 枠順発表は、 3月11日です。

馬名斤量騎手厩舎
11ウイングレット56田中勝春宗像義忠
12カネトシディザイア53木幡初広田中章博
23レクレドール55蛯名正義池江泰郎
24ディアデラノビア55岩田康誠角居勝彦
35ライラプス54デムーロ松田国英
36マイネソーサリス54佐藤哲三佐々木晶
47プリンセスグレース51北村宏司音無秀孝
48メイショウオスカル56後藤浩輝安達昭夫
59アンブロワーズ53小野次郎小島太
510ヤマニンシュクル56四位洋文浅見秀一
611メジロトンキニーズ52吉田豊高橋裕
612ミヤビキララ50郷原洋司稗田研二
713ヤマニンアラバスタ56江田照男星野忍
714チアフルスマイル54藤田伸二池江泰郎
815コスモマーベラス53柴田善臣中村均
816スターリーヘヴン54大西直宏高市圭二

 

 

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レース結果

 レースは、 3月12日です。
 天候は悪化に向かい、強い風がJRのダイヤを終日見だしていた。中山競馬場に集まった競馬ファンも、レースが施行される時間だけコース前に集い、すく゜に建物の中に消えた。雲行きも怪しくなり、最近彼女たちが走る時はいつも天気があまり良くないことを思い出した。
 これで何度目の顔合わせとなるだろう。生まれた牧場は、シュクルが静内・ヤマニンベン牧場、アラバスタは新冠・錦岡牧場(泊津)と違えども、同じ新冠・錦岡牧場(新和)で育成を積んだ僚馬。厩舎も東西に分かれたけれども、このレースは6度目の対決となる。どんな会話をかわしているのだろう……。

 

 中山牝馬S(G3)はハンデ戦である。実績のあるシュクルとアラバスタは、ウイングレット、メイショウオスカルとあわせて56kgのトップハンデを課せられた。GI馬であるシュクルとG3二連勝のアラバスタへの評価であれば、至極当然。シュクルは脚部不安による長期休養明け、そしてGI以来の勝利を。アラバスタはGI制覇への試金石となるレースだ。
 パドックに現れたシュクルは、馬体重の増減なしの490kg。2週前の追い切りでは坂路1番時計をマークしたように、絶好調だ。いつものように2人引き。闘志を内に秘め、クビを下げた周回を重ねる。ハンデ戦トップハンデながらも1番人気は当然の気配だった。

 アラバスタの馬体重には多くの観客が注目していた。パドックの掲示板に馬体重が掲示されると、どよめきが起こる。クラシック、昨年のGIと馬体を減らすと好走できない傾向を示していたアラバスタだが、3ヶ月の放牧明けに-2kgの448kg。個人的にはまだ張りが足りず、まだまだこれからといった様子。ただし、いつものように少しチャカつき、グイグイ蛯名調教助手と土田厩務員を引っ張っている。馬体はともかく、精神的には好走パターンに嵌っていた。「気持ちで走る」アラバスタだ。8番人気は、ヤマニン・サポーターにはおいしい人気に見えたはず。

 人気はヤマニンシュクル、ディアデラノビア、ウイングレット、メイショウオスカル、コスモマーベラスと続いた。
 本場馬へはアラバスタが勢いよく飛び込んだ。

 シュクルはゴール板までゆっくりゆっくりと四位騎手がエスコート。まるでゴールの場所を確かめるような時間だった。

 レースはシュクルがほぼ五分でスタートを切ったのに対し、アラバスタは若干あおってしまった。重賞連勝中には素晴らしいスタートを切っていたことを思うと、目標がまだ先という調整途上のものととらえたいところだ。この時点でアラバスタは、最後方からのレースを(いつも通り)強いられることになってしまった。江田照騎手はどんなスタートを切ったとしても、作戦は決まっていたのかも知れない。シュクルは万全のスタートから控え気味。四位騎手も作戦は決まっていたようだ。

 レースは荒れ模様になる。後に長い審議にあらわれるように、とにかく荒れた。それを象徴していたのはメイショウオスカルの逃げだろう。鞍上は押さえきれず、溜まらず先頭に躍り出たのは向こう正面だった。それにつられて先頭集団は口を割り気味だった。
 シュクルはじっと12番手に控え、アラバスタは最後方から。
 最後方からのレースならば、アラバスタはいつもの「まくり」が特徴だ。3コーナーから徐々に進出する。シュクルが動いたのは3コーナーと4コーナーの中間地点から。アラバスタはスタートの不利を補うように内に。シュクルは自分の競馬を徹底するために外へ出す。アラバスタは先頭集団へとならびかける。

 インから徐々に進出するアラバスタ。さすがザ努力娘。ここで怯まない強さを持っている。ウチをうまく突く江田照騎手に導かれて先頭に躍り出ようとする。

 しかし、外から長く使える脚を伸ばしてきたのはシュクルだ。合わせようと追いすがるディアデラノビアを横目に徐々に脚を伸ばし、ディアデラノビアとの明らかな完歩の違いを見せつけ、馬群を追い越してゴールラインに飛び込んだ。2着にディアデラノビア。内から抜け出したアラバスタが3着に飛び込んだ。

着順馬番記号馬名負担騎手着差
重量
1510(父)ヤマニンシュクル556.0kg四位洋文01:47.8
224 ディアデラノビア455.0kg岩田康誠1 1/4馬身