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第24回 中山牝馬ステークス(G3)

Last Update / 2009.08.10

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第24回 中山牝馬ステークス(G3)

シュクル2年ぶりの優勝!
ヤマニンアラバスタ(江田照)
ヤマニンシュクル(四位)


©2006,Naoya

展望 出走馬 枠順 レース結果 スクラップ記事

ヤマニン倶楽部的展望

GI馬シュクルとGIII 2勝馬アラバスタ。再びこの僚友がレースで相見えることとなった。世界的な牝系から誕生し、父はアイドルホース・トウカイテイオーの仔シュクルは、阪神JFでGIを制覇し世代を代表する牝馬となった。対するアラバスタは、錦岡牧場の育んできた牝系から生まれたまさにザ・努力娘。クラシックでは苦しい戦いを強いられた。
ふと気付くと、両馬の立場は微妙に変化していく。シュクルは秋華賞で2着するも、長期の放牧へ。復帰初戦のエリザベス女王杯(GI)では4着するも、なかなか結果が伴わない。思えばGIタイトルから勝ち星もなく、復活が待たれる身の上だ。アラバスタはクラシックロードを消化不良で過ごすと、その後も低迷。しかし、昨年の夏でリズムを掴むとG3を2連勝。一躍表舞台へ駆け上がった。しかし、エリザベス女王杯でシュクルの好走と比較される敗退。また、ターコイズSでも不可解なレースで休養へ。今回、僚友同士立場をいれ替え、シュクルはレースを使い、アラバスタは休養明けの一戦となる。

目指す頂きはたったひとつ。ふたたび同じ目標へ向かう2頭に、以前のような格差は感じられない。それぞれに自信をもって挑むレースだ。さぁ、ふたたびともに走ろう!

(2006.3.9. by なおや)

 

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出走確定馬

 出走馬確定は、 3月 9日です。

11R 中山牝馬ステークス (GIII)
サラ系4歳以上(国際)牝[指定]
4歳以上オープン
16頭
1800m 芝・右  ハンデ  発走 15:35
    アンブロワーズ 4  53.0   小野次郎
    ウイングレット 5  56.0   田中勝春
  (父)(市) カネトシディザイア 7  53.0   木幡初広
  (父)(市) コスモマーベラス 4  53.0   柴田善臣
    スターリーヘヴン 6  54.0   大西直宏
    チアフルスマイル 6  54.0   藤田伸二
    ディアデラノビア 4  55.0   岩田康誠
    プリンセスグレース 4  51.0   北村宏司
    マイネソーサリス 5  54.0   佐藤哲三
  (父) ミヤビキララ 4  50.0   郷原洋司
  (父) メイショウオスカル 5  56.0   後藤浩輝
  (父) メジロトンキニーズ 4  52.0   吉田豊
    ヤマニンアラバスタ 5  56.0   江田照男
  (父) ヤマニンシュクル 5  56.0   四位洋文
    ライラプス 4  54.0   M.デムーロ
    レクレドール 5  55.0   蛯名正義

 

 

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枠順発表

 枠順発表は、 3月11日です。

馬名 斤量 騎手 厩舎
1 1 ウイングレット 56 田中勝春 宗像義忠
1 2 カネトシディザイア 53 木幡初広 田中章博
2 3 レクレドール 55 蛯名正義 池江泰郎
2 4 ディアデラノビア 55 岩田康誠 角居勝彦
3 5 ライラプス 54 デムーロ 松田国英
3 6 マイネソーサリス 54 佐藤哲三 佐々木晶
4 7 プリンセスグレース 51 北村宏司 音無秀孝
4 8 メイショウオスカル 56 後藤浩輝 安達昭夫
5 9 アンブロワーズ 53 小野次郎 小島太
5 10 ヤマニンシュクル 56 四位洋文 浅見秀一
6 11 メジロトンキニーズ 52 吉田豊 高橋裕
6 12 ミヤビキララ 50 郷原洋司 稗田研二
7 13 ヤマニンアラバスタ 56 江田照男 星野忍
7 14 チアフルスマイル 54 藤田伸二 池江泰郎
8 15 コスモマーベラス 53 柴田善臣 中村均
8 16 スターリーヘヴン 54 大西直宏 高市圭二

 

 

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レース結果

 レースは、 3月12日です。
 天候は悪化に向かい、強い風がJRのダイヤを終日見だしていた。中山競馬場に集まった競馬ファンも、レースが施行される時間だけコース前に集い、すく゜に建物の中に消えた。雲行きも怪しくなり、最近彼女たちが走る時はいつも天気があまり良くないことを思い出した。
 これで何度目の顔合わせとなるだろう。生まれた牧場は、シュクルが静内・ヤマニンベン牧場、アラバスタは新冠・錦岡牧場(泊津)と違えども、同じ新冠・錦岡牧場(新和)で育成を積んだ僚馬。厩舎も東西に分かれたけれども、このレースは6度目の対決となる。どんな会話をかわしているのだろう……。

 

 中山牝馬S(G3)はハンデ戦である。実績のあるシュクルとアラバスタは、ウイングレット、メイショウオスカルとあわせて56kgのトップハンデを課せられた。GI馬であるシュクルとG3二連勝のアラバスタへの評価であれば、至極当然。シュクルは脚部不安による長期休養明け、そしてGI以来の勝利を。アラバスタはGI制覇への試金石となるレースだ。
 パドックに現れたシュクルは、馬体重の増減なしの490kg。2週前の追い切りでは坂路1番時計をマークしたように、絶好調だ。いつものように2人引き。闘志を内に秘め、クビを下げた周回を重ねる。ハンデ戦トップハンデながらも1番人気は当然の気配だった。

 アラバスタの馬体重には多くの観客が注目していた。パドックの掲示板に馬体重が掲示されると、どよめきが起こる。クラシック、昨年のGIと馬体を減らすと好走できない傾向を示していたアラバスタだが、3ヶ月の放牧明けに-2kgの448kg。個人的にはまだ張りが足りず、まだまだこれからといった様子。ただし、いつものように少しチャカつき、グイグイ蛯名調教助手と土田厩務員を引っ張っている。馬体はともかく、精神的には好走パターンに嵌っていた。「気持ちで走る」アラバスタだ。8番人気は、ヤマニン・サポーターにはおいしい人気に見えたはず。

 人気はヤマニンシュクル、ディアデラノビア、ウイングレット、メイショウオスカル、コスモマーベラスと続いた。
 本場馬へはアラバスタが勢いよく飛び込んだ。

 シュクルはゴール板までゆっくりゆっくりと四位騎手がエスコート。まるでゴールの場所を確かめるような時間だった。

 レースはシュクルがほぼ五分でスタートを切ったのに対し、アラバスタは若干あおってしまった。重賞連勝中には素晴らしいスタートを切っていたことを思うと、目標がまだ先という調整途上のものととらえたいところだ。この時点でアラバスタは、最後方からのレースを(いつも通り)強いられることになってしまった。江田照騎手はどんなスタートを切ったとしても、作戦は決まっていたのかも知れない。シュクルは万全のスタートから控え気味。四位騎手も作戦は決まっていたようだ。

 レースは荒れ模様になる。後に長い審議にあらわれるように、とにかく荒れた。それを象徴していたのはメイショウオスカルの逃げだろう。鞍上は押さえきれず、溜まらず先頭に躍り出たのは向こう正面だった。それにつられて先頭集団は口を割り気味だった。
 シュクルはじっと12番手に控え、アラバスタは最後方から。
 最後方からのレースならば、アラバスタはいつもの「まくり」が特徴だ。3コーナーから徐々に進出する。シュクルが動いたのは3コーナーと4コーナーの中間地点から。アラバスタはスタートの不利を補うように内に。シュクルは自分の競馬を徹底するために外へ出す。アラバスタは先頭集団へとならびかける。

 インから徐々に進出するアラバスタ。さすがザ努力娘。ここで怯まない強さを持っている。ウチをうまく突く江田照騎手に導かれて先頭に躍り出ようとする。

 しかし、外から長く使える脚を伸ばしてきたのはシュクルだ。合わせようと追いすがるディアデラノビアを横目に徐々に脚を伸ばし、ディアデラノビアとの明らかな完歩の違いを見せつけ、馬群を追い越してゴールラインに飛び込んだ。2着にディアデラノビア。内から抜け出したアラバスタが3着に飛び込んだ。

着順 馬番 記号 馬名 負担 騎手 着差
重量
1 5 10 (父) ヤマニンシュクル 5 56.0kg 四位洋文 01:47.8
2 2 4   ディアデラノビア 4 55.0kg 岩田康誠 1 1/4馬身
3 7 13   ヤマニンアラバスタ 5 56.0kg 江田照男 2馬身
4 8 15 (父)(市) コスモマーベラス 4 53.0kg 柴田善臣 1 1/4馬身
5 3 5   ライラプス 4 54.0kg デムーロ クビ
6 7 14   チアフルスマイル 6 54.0kg 藤田伸二 ハナ
7 3 6   マイネソーサリス 5 54.0kg 佐藤哲三 クビ
8 6 11 (父) メジロトンキニーズ 4 52.0kg 吉田豊 1馬身
9 1 2 (父)(市) カネトシディザイア 7 53.0kg 木幡初広 ハナ
10 1 1   ウイングレット 5 56.0kg 田中勝春 1 3/4馬身
11 2 3   レクレドール 5 55.0kg 蛯名正義 2 1/2馬身
12 8 16   スターリーヘヴン 6 54.0kg 大西直宏 3/4馬身
13 6 12 (父) ミヤビキララ 4 50.0kg 郷原洋司 1馬身
14 4 7   プリンセスグレース 4 51.0kg 北村宏司 クビ
15 4 8 (父) メイショウオスカル 5 56.0kg 後藤浩輝 大差
16 5 9   アンブロワーズ 4 53.0kg 小野次郎 1 3/4馬身

 優勝したシュクルは、2003年12月に制覇した阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)以来実に2年3ヶ月ぶりの勝利となった。2004年のクラシックでは、数々の強豪と戦い、掲示板を外すことなく走り抜き、10月の秋華賞(GI)ではライバルスイープトウショウの2着と健闘。しかしレース後に深刻な屈腱炎を発症し、長期休養に入っていたことがレース後に判明。
■浅見秀一調教師
「途中で引退、繁殖入りの話は何度も出た。入念すぎるほど脚元をケアし、間をあけて大事に使った結果」。
 諦めず調整を続けた関係者たちの、念願のゴールとなった。今週、同世代のオークス馬ダイワエルシエーロが、また本レースで逃げたメイショウオスカルもこの屈腱炎で引退に追い込まれた。生産牧場の先輩ヤマニングローバル同様、絶対に諦めない陣営と、なによりも走り続けたヤマニンシュクルの勝利だ。次走は、今年から新設された春の牝馬限定GI競走・ヴィクトリアマイル(GI・5/14)へ直行の予定。
■四位洋文騎手
「今日は自信を持って乗れた。脚元の不安から復帰してくれた馬だけど、しまい切れたね」
「大きいレースでぜひ頑張りたいですね」

 3着と力のあるところを証明したアラバスタは、放牧明けであること、スタートあおったこと、インを縫って出てきたことを総合すると、負けていないレースぶりだった。本番はもちろんヴィクトリアマイル。僚友とともに、府中で再び相見える。本番までに1走挟む予定だ。

 さて今回の応援後、へいさんと私の友人とともに、東京駅で祝杯を挙げました。
 私の友人は初の競馬場だったにも関わらず、応援している馬が目前で重賞制覇と、かなりおいしい役どころでした。へいさんもアラバスタの復調ぶりにご満悦。分かる人は分かる理由で「ハーフ&ハーフ」で乾杯しました。お互い用事がありすぐに別れたのですが、みんなしたたかに酔っていたようです。「勝利に酔っていたんでしょ」と別の友人の突っ込み。まさにそのとおりです!
 なお、後日写真班のりゅうが泣き言。「オレが応援に行ったらダメなんだ〜」。りゅうは阪神JF(GI)の時も私用で参加できず。そういえば、阪神JFの時にいっしょに応援したhi-roさんは阪神でエマイユを応援していましたね。
 いずれにしても、関係者のみなさん、そしてなによりもシュクル、優勝おめでとうございます! いつか勝ってくれると信じていました。重度の屈腱炎を乗り越えてとマスコミが報道しています。その不屈の執念に、感動しました!

(2006.3.15.なおや記)

 

展望 出走馬 枠順 レース結果 スクラップ記事

 

スクラップ集

3/15 【次走報】(サンスポ)
 中山牝馬S組の次走は次の通り。1着ヤマニンシュクル(栗・浅見、5)、2着ディアデラノビア(栗・角居、4)は、短期放牧へ。ともにヴィクトリアマイル(5月14日、東京、GI、芝1600メートル)が目標だが、間にレースを挟むかは未定。
3/14 シュクル、ヴィクトリアマイル直行
(日刊)
 中山牝馬Sで2年3カ月ぶりの勝利を飾ったヤマニンシュクル(牝5、栗東・浅見)は15日、宇治田原優駿ステーブルに短期放牧に出る。5月14日東京のヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル)に直行する。
3/14 アラバスタ、ヴィクトリアマイル目標
(日刊)
 中山牝馬S3着のヤマニンアラバスタ(牝5、美浦・星野)は、5月14日東京のヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル)を目指す。間にもう一戦挟むプランだが、レースは未定。
3/13 シュクル2年ぶり復活V(日刊)
 ヤマニンシュクル(5、栗東・浅見)が03年の阪神JF以来の勝利を収めた。その間に1年以上の休養を挟んだが、陣営の万全のケアにより全盛時の力を取り戻した。今春新設のヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル、5月14日=東京)に向けて、強い2歳女王が帰ってきた。
 後方から迫るディアデラノビアを振り切ってゴールした瞬間、ヤマニンシュクルの四位騎手は左手で小さなガッツポーズをつくった。03年12月の阪神JF以来、約2年3カ月ぶりの愛馬の勝利。うれしさは格別で、「今日は自信を持って乗れた。脚元の不安から復帰してくれた馬だけど、しまい切れたね」と満面の笑みを浮かべた。
 レースぶりはG1馬にふさわしいものだった。出入りの激しい流れに巻き込まれず、じっくりと後方に構えた。道中、左後脚を落鉄したにもかかわらず、直線で瞬発力を光らせる。ごちゃつく内側を尻目に、大外から一気に抜け出した。
 04年秋華賞後には脚部不安を発症し、1年以上の休養を余儀なくされた。丸1年の休養明けで奇跡の有馬記念復帰Vを果たした父トウカイテイオーの遺伝子を継いでいるとはいえ、完全復帰への道は簡単ではなかった。昨秋の復帰後、今回が4戦目。「途中で引退、繁殖入りの話は何度も出た。入念すぎるほど脚元をケアし、間をあけて大事に使った結果」。我慢に我慢を重ねた浅見師が、途中の苦労を振り返った。
 今後は京都の宇治田原優駿ステーブルに短期放牧に出される。次走は未定だが、5月14日東京のヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル)直行が有力だ。2つ目のG1制覇に向け、浅見師の期待も高まる。「府中はオークスで負けている。使うとしたら何年も前のリベンジをしたい」。近年の牝馬では最強という声もあるスイープトウショウと同世代。その2歳女王の完全復活が、春の古馬牝馬の争いを盛り上げる。
3/13 直線で一気!シュクル鮮やか復活V
(デイリー)
 いわゆる“牝馬特有の軽い切れ味”という表現は当てはまらない。牡馬顔負けのパワフルな豪脚が久々にさく裂。ヤマニンシュクルが2歳女王に輝いた阪神JF以来、実に2年3カ月ぶりの勝利で復活を遂げた。
3/13 ヤマニンシュクル、ヴィクトリアマイルへ大前進
(ZAKZAK)
 12日、中山競馬場で行われた「第24回中山牝馬S」(GIII、芝1800メートル)は、トップハンデを背負ったヤマニンシュクルが1番人気に応えて優勝。屈腱炎で一時は繁殖入りの話も出た2歳女王(03年)が5歳春、見事に復活した。手綱を取った四位騎手はJRA重賞44勝目。新設されたヴィクトリアマイル(5月14日、東京、GI、芝1600メートル)へ大きく前進した
3/12 ヤマニンシュクル2年3ヵ月ぶり復活V
(サンケイ)
 実力馬が高らかに復活を遂げた。直線で外から一気に突き抜けたのは、1番人気のヤマニンシュクル。実に2歳時のGI阪神JF以来の勝ち星だ。
「もともと力がある馬ですからね。自信を持っていたし、イメージ通りに乗れました。終いは切れたし、衰えはありませんね」
 四位洋文騎手が胸を張る1馬身1/4差の完勝。3歳時にも桜花賞3着、オークス5着、秋華賞2着と好走を続けた実力馬が、放牧明け4戦目で待望の復活劇となった。「屈腱炎は、かなりきつい症状でしたから…。放牧先でも最善を尽くしました」。浅見秀一調教師も感慨深げ。スタッフ一丸となって脚部不安と戦った日々はついに報われた。今後は、短期放牧を挟んで新設牝馬GIヴィクトリアマイル(5月14日、東京、芝1600メートル)に向かう。「東京ならマイルでも…」と浅見師が言えば、四位も「大きいレースでぜひ頑張りたいですね」と目を輝かせた。初代マイル女王の座は、ハッキリとシュクルの視界に入っている。
3/13 シュクル2年3カ月ぶり復活〜中山牝馬S
(スポニチ)
 これがG1馬の底力だ。2歳女王を射止めたヤマニンシュクルの末脚は、屈腱炎の試練を乗り越えても、さびてはいなかった。
 5F60秒1の数字が示す平均ペースとは裏腹。1コーナー過ぎでライラプスに接触されたメイショウオスカルが突っ走り、4コーナーでは内で、外で、もつれ合う肉弾戦。そんな前団のもつれをよそに、四位は後方で冷静にゴーサインのタイミングをうかがっていた。迷わず外に出した直線。一瞬で突き抜けると、返す刀でディアデラノビアの追撃を1馬身1/4差で完封。03年12月の阪神JF以来、約2年3カ月ぶりの勝利に、四位は「もともと力はある馬。イメージ通り、自信を持って乗れた」と笑顔がはじけた。
 3歳牝馬のG1(桜花賞、オークス、秋華賞)ですべて掲示板に名を連ねた“根性娘”だが、04年秋華賞2着後は屈腱炎で、1年1カ月の長期休養を余儀なくされた。常に引退の危機と背中合わせ。休養明け4戦目でつかんだ復活Vに、浅見師は「屈腱炎の中でもかなり重症だったので…。治療に携わっていただいた各方面に感謝しています」と感無量の表情で言葉を続けた。
 この白星で、あきらめていたG1舞台が再び見えてきた。春の目標はもちろん、新設G1・ヴィクトリアマイル(5月14日、東京)。浅見師は「間隔を詰めては使えないので、直行も視野に入れて挑戦したい」と前向きに話した。「もう1回、大きな仕事をさせてあげたい」と四位。復活シュクルの春本番はすぐそこだ。
3/12 2歳女王完全復活!ヤマニンシュクル久々の勝利
(ラジオNIKKEI)
 レース序盤は、2コーナー過ぎから4番人気メイショウオスカルが先頭に立ち、先団のインコースに3番人気ウイングレット、中団に2番人気ディアデラノビア、後方からヤマニンシュクルがそれぞれ追走する展開となった。直線に入ると先行勢が後退し、ヤマニンシュクルが一気に先頭へ。大外からディアデラノビアが追いすがったものの、1馬身1/4差をつけゴールした。3着には馬群を縫って追い込んだ8番人気ヤマニンアラバスタが入線。ウイングレットは10着、メイショウオスカルは15着に敗れている。
3/12 【中山牝馬S】(中山)〜レース後のコメント
(ラジオNIKKEI)
 1着 10番ヤマニンシュクル(四位洋文騎手)
「もともと力のある馬。道中いいペースで流れてくれて、今日は手応えも楽でした。4コーナーをまわったあたりで勝てると思いました。今日は自信を持って乗りました。終いも切れるし、まだ楽しみですね」
(浅見秀一調教師)
「今日は今まで一番出来がよかった。屈腱炎、しかも症状の重いものからよく復活してくれました。牝馬同士なら必ずいいレースをしてくれる馬。目標はヴィクトリアマイルですが、今後は脚元をみて決めます」
3/12 シュクル阪神JF以来の勝利
(日刊)
 ヤマニンシュクル(牝5、栗東・浅見)が03年阪神JF以来の白星をつかんだ。道中は中団に待機し、4角から早めに進出。直線で外から一気に抜け出し、2着のディアデラノビアに0秒2差をつけて快勝した。3着にはヤマニンアラバスタが入った。
3/12 ヤマニンシュクルが優勝−中山牝馬S
(サンスポ)
 中団を進んだヤマニンシュクルが直線、外へ持ち出し豪快な伸び脚で差し切った。2着は2番人気のディアデラノビア、3着は8番人気のヤマニンアラバスタが入った。
3/12 ヤマニンシュクルが優勝−中山牝馬S
(スポニチ)
3/12 ヤマニンシュクルが優勝
(デイリー)
3/12 ヤマニンシュクルが優勝
(サラブnet)
3/12 優勝馬の横顔 ヤマニンシュクル
(サラブnet)
3/12 中山牝馬Sアラカルト
(競馬ブック)
3/12 中山牝馬S、ヤマニンシュクル復活V
(netkeiba)
3/12 【中山牝馬S】ウイングレット、連覇へ仕上がり万全
(サンスポ)
 阪神JF勝ちに秋華賞2着など、ここでは実績が抜けているヤマニンシュクルが、長期休養明けを叩かれつつ復調ムードだ。前走の京都牝馬Sもスローの流れを上がり3ハロン34秒0で4着。千引調教助手は「先週、坂路で4ハロン50秒0。復帰してから一番いい状態で出せそうです」と期待。距離延長も歓迎だろう。
 昨年の府中牝馬Sを快勝したヤマニンアラバスタはAコースを軽めのキャンター。蛯名調教助手は「追い切ってグッと気合が乗ってきました。右回りでもエ女王杯の時は上がり33秒台の脚を使っているし、うまくコーナーを回れば」と未勝利の右回り克服に自信。
3/11 Iヤマニンシュクル
(サラブ.net)
【調教】先週に50秒0をマークした動きが抜群。今週はしまいの反応を確かめる程度だったが、力みはなくシャープな伸び脚。本調子。
<◎>
【ポイント】前走0秒1差4着。不器用な追い込み型だが、牝馬GVならいつ勝ってもおかしくない実力馬だ。
<A>
3/11 Lヤマニンアラバスタ
(サラブ.net)
【調教】仕上がりの早いタイプで、馬体に重め感は全くなく、長めを追った動きにも余裕が十分感じられた。切れも鋭く態勢は万全。
<◎>
【ポイント】昨夏の走りは素晴らしいが左回りに良績が集中。急仕上げの印象もあり、当日の気配がカギ。
<B>
3/11 重賞予想コラム―中山牝馬S(G3)
(サラブ.net)
 直線一気に決めるヤマニンシュクル
3/11 柏木集保 日曜メインレース展望
(netkeiba)
3/11 高野富雄 日曜関東メインレース展望
(netkeiba)
 ヤマニンシュクルは一昨年の秋華賞2着馬。昨年のエリザベス女王杯でも、1年1ヶ月のブランクがありながら4着と好走しており、地力は文句なくトップクラス。先行有利の中山1800mでペースも落ち着くようだと、差して届かずの危険性はあるが、淀みのない流れで末脚全開なら56kgでも首位有望。
 ヤマニンアラバスタは上がり33秒台で新潟記念→府中牝馬Sを連覇した3〜4走前の内容が光る。前走=ターコイズSの大敗は、連戦の疲れが響いたものだけに基準外の一戦。じっくり立て直された今回は侮れない存在。
3/10 江田照「いい勝負になる」〜中山牝馬S
(スポニチ)
 穴男のイメージが強い江田照。体調が戻ったパートナーの末脚を生かす競馬に徹してくるのは間違いない。さほど人気になりそうもない今回は怖い存在だ。
3/9 Vへ態勢整う!…ヤマニンシュクル
(サンスポ)
 順調に使えていることが何よりの好調の証。ヤマニンシュクルは坂路単走、4ハロン54秒0−38秒7−12秒5(1ハロン追う)で、久々のVへ向け態勢は整った。「軽く終いを伸ばしただけ。いい動きをしていたし、時計も予定通りだった。1ハロンの距離延長はいいし、このメンバーでは力は上位。何とかしたい」と千引調教助手は好勝負を約束。
3/9 シュクル予定通り54秒0/中山牝馬S
(日刊)
 栗東の坂路ではヤマニンシュクル(牝5、栗東・浅見)がゴール前強めで追われ、54秒0−12秒5をマーク。手綱を取った千引助手は「2週前、先週と坂路で速い時計を出している(2週前52秒6、先週50秒0)から、今週は54秒か55秒くらいを考えていたが予定通り。長距離輸送があるし、ちょうどいい」と納得の表情を浮かべた。
 昨年のエリザベス女王杯(4着)で復帰するまで脚部不安で約1年休養した。だが、千引助手は「休む前はそれほど時計が出なかったが、復帰してからは攻めで動くようになった。脚元の不安はなく順調」と話す。今回はたたき4戦目。パワーアップしているなら、この辺りで復帰後初勝利を挙げてもおかしくない。
■3/9 シュクル雰囲気変わった〜中山牝馬S
(スポニチ)
 。「以前と比べ、攻め馬は本当に動くようになっている。先週、あれだけの時計が出たから今週は上がりだけ。ちょうどいい時計だね」と千引助手は絶賛した。
 「何とかG1を、と思ってやっているんだ。ぜひ良馬場でやらせたい」。
3/9 調教タイム
(スポニチ)
3/8 アラバスタ巻き返す/中山牝馬S
(日刊)
 蛯名助手は「今から思えば休養前の2走は、レース後に急に冬毛が出たりして状態が悪かったのかもしれない。気性で走るタイプで追えばキッチリ仕上がるタイプ。状態はいいし巻き返しに期待したい」と気合が入っていた。
3/8 休養で復活アラバスタ〜中山牝馬S
(スポニチ)
 リフレッシュの意味を込めて中間は3カ月の放牧。「調子はだいぶ上がってきた。暖かくなって冬毛も抜けたし、雰囲気は良くなっている」と蛯名助手も上昇ムードを強調する。1週前追いで江田照が乗ったところ、馬がレースを察したのか、ピリッとしてきた。落ち着きすぎているようなムードもあったが、徐々にこの馬独特の元気の良さも戻ってきた。
 シュクル「具合いい」≫ヤマニンシュクルが、2歳時のG1阪神JF以来となる勝ち星を狙う。「今は脚元も大丈夫。先週が4F50秒0と、今までで1番の時計。具合はいいです」と鳴海助手。「距離が1800メートルに延びることで、立ち回りやすくなるのでは…」と前進可能の手応えだ。
3/8 追い切り情報
(ZAKZAK)
 【ヤマニンアラバスタ】
 角馬場から南Dコースへ入り、6Fから単走で追い切られた。
 最初の1Fは16秒台で進み、前を行く他厩舎の馬を目標に徐々に加速。スピード感たっぷりに馬場の中央を駆け抜けた。
 けさは右回りでのモタれ癖を解消するため、右側に片ブリンカーをつけて追われたが、「特に効果が見られなかったので実戦では外すと思います」と手綱を取った江田照騎手。「気で走るタイプだから、休み明けでも動き、息の入りとも良かった。休む前の2戦より状態は間違いなくいいですよ」と状態には満足げだった。
【ヤマニンシュクル】
 前走から中5週とはいえ、1日に坂路で4F50秒0の1番時計をマークしており、けさは上がり重点の調整になった。
 テンからゆったりと入り、ピッチを上げたのは3Fから。回転の速いフットワークで飛ばし、ゴール前軽く追われるとラスト1F12秒5と鋭く伸びた。
 ◆浅見調教師「先週の坂路で自己最高タイムをマークしたように、体調はすごくいい。距離延長も好材料で、楽しみだ」
3/8 【中山牝馬S】美浦レポート〜ヤマニンアラバスタ
(ラジオNIKKEI)
 ヤマニンアラバスタ(蛯名調教助手)
「前走後リフレッシュ放牧に出て、帰厩してからも順調に乗り込んできている。いい感じで気が抜けてリラックスしてきたね。時計は2月から出し始めた。調教をやればすぐに気合の乗ってくる馬。体調を整えながら、調整を続けてきました。
 今朝の追い切りもダートコースで、単走で。時計も内容も良かったと思う。ただ片側ブリンカーを付けて調教をしたが、随分と気にして走っていたので、本番は装着しないでレースに臨むことになると思う。
 ハンデ56キロは少し重いかと思うが、この後はビクトリアマイルを目標にしている。目標のレースにつながるような競馬が今回出来ればと思っています」
3/7 PHOTOパドック・ヤマニンアラバスタ
(競馬ブック)
 以前ほど輸送で馬体減りをすることはなくなったが、夏場の滞在競馬がベストであることは間違いない。ターコイズSのあと時計を出したのが2月15日。楽をさせたためか、余裕残しの馬体に映るが、厚みのあるトモは逞しさを感じさせる。
3/7 PHOTOパドック・ヤマニンシュクル
(競馬ブック)
 以前はスラッとした、どちらかといえば牝馬らしい体形だったが、古馬になって腹回りに厚みが加わり、全体的にドッシリとしてきた。ただ、レース当日はイレ込みがちなタイプ。その点が解消されれば、安定性も増してきそうだが。
3/7 ウイングレット、ハンディが鍵―中山牝馬S(G3)
(サラブnet)
 ヤマニンシュクルは復帰戦のエリザベス女王杯が4着と気を吐いたが、その後「(7)(4)」と伸び切れない。流れが不向きだった面もあり、展開の助けが欲しい。
3/7 中山牝馬S――美浦の注目馬
(サラブnet)
 ヤマニンアラバスタは江田照騎手を背に南Dコースで5F67秒1。ラストは反応を確かめるように12秒5と切れのある伸び脚を見せた。
3/7 中山牝馬S――栗東の注目馬
(サラブnet)
 京都牝馬S4着のヤマニンシュクルは開門直後とはいえ、一杯に追われて4F50秒0をマーク。ラストもしっかり伸びており、すこぶる順調にきている。
■3/7 中山芝1800メートルのスペシャリストウイングレット連覇狙う
(ZAKZAK)
 ヤマニンアラバスタも放牧で充電完了。昨年夏から秋にかけて重賞を連覇した当時の力を思えば巻き返しがあっていい。
 京都牝馬S4着ヤマニンシュクルは前2走ともに逃げ馬が快勝する流れに持ち味の末脚を封印された形。先週の坂路で4F50秒0をマークしたように、「前走以上のデキ」(千引助手)にある。
3/5 【中山牝馬S(GIII)】登録馬〜ヤマニンアラバスタなど23頭
(ラジオNIKKEI)
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