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第30回 エリザベス女王杯(GI)

Last Update / 2008.11.18

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第30回 エリザベス女王杯(GI)

白い結晶と2歳女王の競演!
ヤマニンアラバスタ(江田照)
ヤマニンシュクル(四位)

©2005,NAOYA

展望 出走馬 枠順 レース結果 スクラップ記事

ヤマニン倶楽部的展望

今年もエリザベス女王杯(GI)の季節がやってきた。昨年と違い、前哨戦も本番も牝馬勢が猛威を振るい、特に4歳世代の牝馬たちの強さが目立っている。そして我らがヤマニン軍団は、再び牝馬GIにこの2頭を送り出すことになった。およそ1年ぶりの出走となる2歳女王・ヤマニンシュクル。そして、現在重賞2連勝中の白い結晶・ヤマニンアラバスタだ。

2003年12月7日、シュクルは阪神競馬場で開催された2歳牝馬の女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を差し切り優勝した。これはヤマニン軍団にとって、1994年のヤマニンパラダイスの同レース優勝以来久々のGI勝利となった。そして、関係者のみなさんにとってそれ以上の喜びとなったのは、名牝ティファニーラスの孫娘の大レース制覇となったことだろう。ティファニーラスは将来を嘱望されながらなかなか結果に結びつけることが出来なかったものの、関係者のみなさんの慧眼を遂に証明することとなったからだ。また、生産牧場であるヤマニンベン牧場に初のGIの栄誉をもたらした。その後も桜花賞(GI)3着優駿牝馬〜オークス〜(GI)5着秋華賞(GI)2着と健闘。同世代でトップクラスの実力を証明し続けた。特に秋華賞では後の宝塚記念馬スイープトウショウとの差し脚勝負が記憶に残っている。
秋華賞後シュクルは放牧に出される。激闘の連続が気に掛かるが、その原因は遂に競馬マスコミによって報じられることはなかった。長い長い放牧期間を、しかし、「登録抹消」の報道がなかったことがシュクルの消息を物語っていた。ヤマニンファンのみなさんならご存知の通り、決して諦めずにターフに送り返すその真摯なこだわりは、シュクルに対しても発揮されるだろう、と。ヤマニングローバル、ヤマニンアビリティらの名前を想起し、私たちファンは待ち続けた。そして2005年10月7日、更に残念な情報がもたらされる。シュクルの祖母にあたるティファニーラスの死。錦岡牧場とヤマニンベン牧場が育むこの血脈の偉大な母が旅立ち、そしてまた、調整を続けたシュクルも送り出された……。
10月末、遂にシュクルが入厩する。各地で調整を続けたシュクルは、本番・エリザベス女王杯(GI)に焦点を絞り、今最後の仕上げに挑んでいる。父は、1年ぶりの有馬記念(GI)を制したトウカイテイオー。2歳女王の再起の走りを、私たちはターフに見いだすことになるだろう……。

錦岡牧場で調教されていた頃のシュクル(3歳夏)。

Copyright ©2004 NAOYA

追い切りタイム
10/28 栗東Eゲ良 助手−− 13.6-14.4
10/30 栗東坂路− −−馬也 57.2-40.7-26.4-13.1
11/3  栗東坂路良 四位一杯 52.7-37.6-24.7-12.3
11/6 栗東坂路− −−馬也 63.0-45.8-30.1-14.8
11/8 栗東坂路− −−馬也 67.5-49.8-33.1-15.9
11/9 栗東坂路良 助手仕掛 52.0-37.5-24.9-12.4
 

2003年12月 阪神JF(GI)、2004年4月 桜花賞(GI)、5月 優駿牝馬〜オークス〜(GI)、10月 秋華賞(GI)、11月 エリザベス女王杯(GI)。2001年生まれの彼女が参加できる全ての牝馬限定GIに挑戦してきたアラバスタは、昨年のエリザベス女王杯(GI)11着を最後に重賞戦線から姿を消した。2004年9月 紫苑S(OP)の裁定はアラバスタに重くのし掛かり、準オープンクラスでの苦戦が続いていたからだ。古馬との混合競走というだけでなく、成長が伴わないレースぶりは、ここまでなのかと不安にさせた……。しかし、牝馬GI皆勤中のアラバスタは、2005年の放牧で一変した。自己条件の佐渡特別を大外一気で勝ち上がると、格上挑戦だった新潟記念(G3)を追込んで勝利。本番出走への資格を確定した。返す刀で前哨戦となる・府中牝馬S(G3)をも制覇。ライバルたちをその末脚のもとに封じて見せた。
アラバスタの重賞2連勝は、新冠へ移設後に初の生産馬重賞制覇を贈ったヤマニンファルコン(デイリー杯3歳S)、ヤマニンアーデン(シンザン記念)の母ニシキノに遡ることが出来る牧場の基礎繁殖牝系の1つ。久々の栄冠をニシキノ牝系にもたらせただけではなく、牝系初のGI制覇に王手を掛けている。父ゴールデンフェザントという現在の日本競馬にとって地味な印象はぬぐい去れないものの、「スピードはスタミナを制す」をモットーとしてきた錦岡牧場にとって、良質なスタミナを加えることに成功、遂に輝きを放つときが来たとも言える。ゴールデンフェザント産駒アラバスタの活躍には、錦岡牧場の生産理念にも思いを馳せたい。
ここまで無事に使われてきたアラバスタは、もちろん牝馬GI皆勤を目標にはしない。あくまでも、白い結晶の証としてのGI制覇だ。

母ヤマニンリコール 芦毛同士の配合でした。

Copyright ©2005,NAOYA

追い切りタイム
10/27 美南D重 助手馬也 59.4-43.3-13.5
11/2  美南D良 助手馬也 68.6-53.1-38.5-12.5
11/9  美南D良 江照G強 68.5-52.5-38.6-11.8
 

2歳女王・ヤマニンシュクル、白い結晶・ヤマニンアラバスタ。実力では決して見劣らぬこの2頭を、ヤマニン軍団は再び大舞台へと送り出す。脳裏に浮かぶのは2003年12月の結末。復帰した、そして成長したこの2騎を、見守ろう。

登録馬情報
登録頭数: 21頭 
アドマイヤグルーヴ(56.0)
ウイングレット  (56.0)
エアメサイア   (54.0)
エルノヴァ    (56.0)※6
オースミコスモ  (56.0)
オースミハルカ  (56.0)
クロユリジョウ  (54.0)※3
ショウナンパントル(54.0)
スイープトウショウ(56.0)
ブライアンズレター(56.0)※2
ヘヴンリーロマンス(56.0)
ベストアルバム  (56.0)※1
マイティーカラー (56.0)※4
マイネサマンサ  (56.0)
マイネヌーヴェル (56.0)
メモリーキアヌ  (56.0)※5
ヤマニンアラバスタ(56.0)
ヤマニンシュクル (56.0)
ライラプス    (54.0)
ラインクラフト  (54.0)
レクレドール   (56.0)

外国馬: 3頭
インターコンチネンタル
サミットヴィル
メガハーツ
※は除外対象。
 番号は上位馬回避時優先順位
灰色馬名は回避予定。

(2005.10.30. by なおや)


↑アンケート結果をご覧頂けます。

展望 出走馬 枠順 レース結果 スクラップ記事

 

出走確定馬

 出走馬確定は、 11月10日です。

(市)アドマイヤグルーヴ556上村洋行
 ウイングレット456武幸四郎
 エアメサイア354武豊
(父)オースミコスモ656岩田康誠
(父)オースミハルカ556川島信二
(父)クロユリジョウ354O.ペリエ
[外]サミットヴィル556S.サンダース
 ショウナンパントル354吉田豊
 スイープトウショウ456池添謙一
(父)(地)ブライアンズレター656福永祐一
(父)ベストアルバム556渡辺薫彦
(市)マイティーカラー556内田浩一
 マイネサマンサ556C.ルメール
 メモリーキアヌ556角田晃一
 ヤマニンアラバスタ456江田照男
(父)ヤマニンシュクル456四位洋文
 ライラプス354松永幹夫
 レクレドール456蛯名正義

 

 

展望 出走馬 枠順 レース結果 スクラップ記事


 

枠順発表

 枠順確定は、 11月11日です。

馬名斤量騎手厩舎
11オースミハルカ56川島信二安藤正敏
12ライラプス54松永幹夫松田国英
23アドマイヤグルーヴ56上村洋行橋田満
24ショウナンパントル54吉田豊大久保洋
35オースミコスモ56岩田康誠中尾正
36メモリーキアヌ56角田晃一湯窪幸雄
47マイティーカラー56